アニメ「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」レビュー

考えたこと

アニメ「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」を見た感想

先日録画しておいた、アニメ映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」を見ました。
それについて、色々と感じたことを書きたいと思います。

 

まず、映像がきれいでびっくり!

冒頭からキラキラしていて、私立っぽいきれいな校舎や、螺旋階段や、生活圏に海がすぐそばにある環境、風車、灯台など、「青春」をきれいに描こうと思ったら必要なアイコンが全て揃っているという感じでした。

それに加えて、物憂げな美少女や調子のいい仲間たち、美人でミニスカの女教師など、キラキラした要素が満載…。確かにアニメだから現実的な田舎の中学生をリアリティそのまま見せられても楽しくないのかもしれないけど、キラキラ演出過ぎて、これは夢の世界、ファンタジーだ!という前提を突きつけられたような気がしました。

あと、なんか既視感がある。
「君の名は」とか「時をかける少女」が絶妙にミックスされているような感じだなあと思うのだけど、私だけ?
これが、イマドキな青春アニメってやつなのかなあ。
何だかテンプレぽいなあ。と思いました。

男子2人が女子を取り合う構図、というのはどこか甘酸っぱいし、青春って感じで懐かしさも感じてトキメキました。

ただヒロインがかなり女神化されている表現があちこちに見られて、演出的ににさりげなかったりするとまだ受け入れられるんだけど、いかにもな美少女感が強調された描き方は、40才女子的には少なからずくどいんですけど、かたや若い男子や女子にはこういったのがウケるのかな…なんて思いながら楽しく視聴しました。

***

岩井俊二監督が映像化した、今回のアニメの原作映画も“if物語”な展開なのかな?と思ってWikiでストーリーを読んでみたところ、「if」がテーマなのは同じみたい。

ただ、映画版だとアニメみたいに何度もifを繰り返すわけじゃなくて、あくまでもAとBの2つのifが存在しているというあらすじのようです。個人的な感想ですが、何度も「if」を繰り返すのは、ちょっとずるいなというか何でもアリすぎて、つまらないような気もしました。(何度もやり直すあたり「時をかける少女」っぽい。)

まあアニメだから過剰演出になるのは仕方ないとは思うけど、この“作られた演出感”って今のトレンドなのかな?ご都合主義というか。ただとにかく映像はきれいでウットリできるので、あまり深く考えず、若い子たちが連れ立って見る青春映画としてはちょうどいいのではないでしょうか。

 

(追記)
後々取り入れた知識から、こういったストーリーはいわゆる「セカイ系」というのだと知りました。

セカイ系とは、僕と君とその周辺で完結するセカイを救うお話である。

by ニコニコ大百科

 

なるほど、これはこういうジャンルの一種だったんだ!
ご都合主義も、展開が唐突なのも、やたらキラキラとしていて男女関係のリアルさや現実的なやりとりが一切なくて、ふわっとした抽象的なセリフばかりなのも、“セカイ系”だからなんだ。

 

ふに落ちました(笑)。

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